京都スケッチ散歩

 会社を退職して仕事から解放され、中学卒業以来久しぶりに絵を描き始めました。油、アクリル、ガッシュ(不透明水彩)などの絵の具がありますが透明水彩絵の具を選びました。透明水彩画独特の淡い彩色法とぼけやにじみの美しさに魅かれたことと、比較的短時間で絵を完成できるからです。
 絵を始めると山、川、樹木、草、空など自然の美しさを再認識するようになります。旅行、史跡巡り、各種行事などに出かけるとき、カメラをぶらさげ、後からの絵作りを意識して写真を撮るのも楽しみになります。もちろん季節がよく時間が十分あるときは最初からスケッチをします。

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 「高瀬川 一之船入」
 「ぱそぼらんど京都」の東側を流れる高瀬川を北にどんどん上っていくと、三条を過ぎて京都ホテルの裏手に「一之船入」があります。
 高瀬川は、江戸時代初期に角倉了以・素庵父子によって、京都の中心部と伏見を結び物流用につくられた運河です。 水深は数十cm程度と浅いため底が平らな高瀬舟と呼ばれる小舟が用いられました。「船入」とは荷物の上げ下ろしや船の方向転換をするためにつくられたものです。

 
 「上賀茂神社 社家町」
上賀茂神社の近くに京漬物「すぐき漬け」を300年前から作り続けている店があることを2〜3年前にテレビで知り、その店を探しに出かけました。このすぐき漬けに含まれる植物性乳酸菌が体に非常に良いとのことでした。
 この店の近くには、清流を前に石橋と土塀で囲まれた屋敷が並んでおります。これらは、代々上賀茂神社
に奉仕してきた神官らの屋敷、社家町です。
ここも水彩画スケッチの有名ポイントです。
 
 
   「大原の里」
 
三千院を出て寂光院に向かう途中、絵になりそうな草木染の工房を見つけました。これは2年前の秋に描いた絵ですが、大原には他にものんびりした里山の風景がたくさんありそうです。

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