クラウドの正体について
今回の話題は「クラウド」と「データセンター」です。まず図1をクリックして拡大画像を見てください。棚にギッシリと詰まった設備がケーブルでつながれています。実はこれがマイクロソフトのOneDriveやGoogleのGoogle Driveに代表される「クラウド」のハード部分です。我々が個人のデーターをクラウドに保存すると、このような場所につながってデーターが格納されるしくみです。実態はいわゆる大容量のHDDとそれをコントロールするサーバーPCが何万とつながれており全体では巨大な容量を実現しているとされています・・
と言われてもそのスケールにはあまり実感味はないですが。
これだけ多くのコンピューターを常時同時に動かすとなると、とてつもない消費電力と発熱が発生することは想像に難くないところです。実際その熱を外部に逃がす冷却だけでも多くの電力が必要になります。また停電時の対策として巨大な予備発電機と燃料の貯蔵も必要になり敷地も巨大化します。
そんなわけで米国でもデータセンターの立地は寒冷地の人里離れた場所が選ばれるようです。日本では東北・北海道が実際に選ばれるようです。とはいえ電力線もデータ光ケーブルも必要であり、あまり孤立した場所、例えば孤島はチョイスとしてはありません。
当然ですがデータセンターのセキュリティは厳重で同じ社員の人間でも限られた数の人員でしか設備の中へは入れません。したがってその存在は世の中に知られている割には実際の中身は誰も知らないことになります。その意味でこれらの公開されている画像は中身が垣間見えて興味深いです。
図1はGoogleが公開しているもので我々が「Google Drive」として利用しているクラウドの中身およびGoogleがショッピングサイトなどで利用している「
クラウド設備」と思われます。Googleはまた自社のYouTubeで設備へのウォークイン動画も公開しており興味のある方は下記のリンクをクリックして設備内ツアーを体感してみてください。英語ですが画像だけで十分楽しめます。(マウスでドラッグして上下左右360度見えます)
グーグル動画→ https://youtu.be/zDAYZU4A3w0?t=123
by Kentsan