--京都のパソコンボランティア ぱそぼらんど京都--

「ぱそぼらNEWS」へ戻る ぱそぼらNEWSへ戻る

人型ロボット「ロビ」の紹介(2016年11月-1)

今年、喜寿を迎えた化石人間が入社した50年前は研究畑で何でも手作りしながらの 職人的な仕事で25年ほど過ごした経験から、今でも「我が家の便利屋」でDIYを趣味にしております。 そんな経歴からパソコンいじりと同様に手作り作業が懐かしく「週刊ロビ」の組み立てに挑戦しました。 昨年初めからほぼ毎月4週分の部品提供を70週分を受け取り1年半後の今夏に部品を組立て完成しましたので、 その概要をご紹介します。ロボットクリエーター高橋氏設計の素晴らしいロボットなのですが、 私自身の主な作業は、提供された高級プラモデル部品を組み立てるだけなのですが・・・。
Robi 「ロビ」:身長34cm、体重1kgで、関節一つ一つにサーボモータを装着しており、 胴体内のマイコンボードに挿入されたmicroSDカードのプログラムによって作動しています。 話し掛けると二百余りの言葉を理解し、それに音声で答えたり、手・足・首を動かして、 歩いたり踊ったり、TVを点けたり、一緒に遊んだりいろいろなことができます。 その一例を右の動画でご覧ください。(画像の上でクリックすると動画が見られます)
・話し掛けた声:おでこのマイクでひろった声をデータベースに照合してその言葉をCPUに伝えます
・TVリモコンの代替:おでこの中のLED発光でTV電源のON/OFF、チャンネル・音量を変更します
・人感センサ:両眼で人を赤外線を感知してCPUに伝え、声の方を向いたり眼のLEDを光らせます
・音声での返答:音声データを胸のスピーカからロビ(声優の音声データ)の声で返答します
・関節の動き:サーボモータは1方向だけで正転・逆転しかできないので関節ごとに装着し、 足首に2個、膝に1個、股関節に2個、両足で計10個、両腕で6個、首・腰と合計20個サーボモータで動きます。
Robi胴体の中 ・マイコン:胴体内のマイコンボードには上記センサからの信号を基にmicroSDカードのプログラムによって 各種機器をコントロールしています。特に20個のサーボモータへの配線は左右の腕と足、首と腰の5系統に分かれており、 各サーボモータに付けた各ID番号への指令としてコントロールすることで体全体の動きを動作させております。
・バッテリー:15分ほど稼働できる充電式を装着
この「ロビ」は三版までに12万台以上販売されており、初版ロビでは2年前に完成したユーザなどから各種の改造が ロビクラブで報告されており、私も少し改造を試みておりますが、いつか認知症になっても話相手をしてもらえるように、 WindowsのCortanaとの会話のような、さらに人工知能(AI)を利用したもっと自由な会話でお相手をしてくれる ロボットに進化させられたらと思っております。しかし、今春、類似した機能の「ロビホン」という 携帯電話が商品化され発売されております。

数年後には、今の仕事の半分は24Hr働き続けられるロボットに取って代わられるという予測もあります。 創造的な作業だけは残ると言われていましたが、囲碁・将棋の名人がロボットに負けるように、 ディープラーニングで自ら学習するAIシステムの時代が近づいているようで、将来予測さえも大きく変わる時代ですが、 自分の努力で可能なところでロビの進化に取り組んでいきたいと思っております。

by hkbys

 

ページトップへ戻る

↑ PAGE TOP